開発協力

令和5年4月12日

TICADとボツワナ

TICAD(Tokyo International Conference on African Development)は日本が提唱して1993年に始めたアフリカ開発問題を話し合う国際会議です。今日,TICADは,日本に加え,国連,国連開発計画,世界銀行,アフリカ連合委員会を共催者として開催される多国間の会議です。この会議は各国政府だけでなく国際・地域機関,開発パートナー,民間企業,市民社会にも開かれたフォーラムとなっています。
ボツワナは,1993年の第1回会議(TICAD I)から首脳が招待された国の一つです。それ以来,ボツワナはすべてのTICAD関連会議に参加し,日本との間で開発戦略の改善のために議論を深め,国連や市民団体等さまざまなルートを通じて強固な協力関係を築いてきました。

ボツワナとの開発協力

ボツワナ政府は,2036年までの長期開発戦略を示した「VISION 2036」に基づき第11次国家開発計画(2017-23年の中期開発戦略)において,産業多角化の推進、人材育成、社会開発、天然資源の持続的な利用、効率的な管理と評価システムの実施等を優先分野として取組を進めています。これを踏まえ,日本は,産業多角化に向けた環境整備と貧困削減及び生活の質の向上を,ボツワナに対する開発協力の重点分野としています。
政府開発援助(ODA)を通じた主要なプロジェクトは独立行政法人国際協力機構(JICA)が実施しています。大使館は,適切な政策枠組みの策定や,ボツワナ政府及び国際開発パートナーとの間での調整を支援しています。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

ロゴ(草の根)
草の根・人間の安全保障無償資金協力は,人間の安全保障の理念を踏まえ,開発途上国における経済社会開発を目的とし,草の根レベルの住民に直接裨益する,比較的小規模な事業のために必要な資金を供与するものです。
大使館は,毎年,関心のある非営利団体等からこの協力スキームを通じたプロジェクト実施の申請を受け付けています。
2023年度(2023年4月 – 2024年3月)実施分の申請を受け付けています(締め切り:2023年5月12日)。

応募上の注意:
(1) 所定の提出書類に不足・不備がある場合は書類選考の対象となりません。十分御注意ください。
(2) 提出書類は返却いたしません。
(3) 同一組織が複数の案件を申請することはできません。
(4) 支援できる案件件数が限られているため,条件を満たす案件であっても,採択されないことがあります。
(5) 御不明な点がございましたら,大使館までお問い合わせください。



文化・高等教育振興を支援する「草の根文化無償資金協力」についてはこちら(草の根文化無償資金協力のページ)を御覧ください。