館長からのメッセージ

令和7年1月21日
大使挨拶
令和7年1月20日
 
この度、駐ボツワナ日本国大使として着任いたしました進藤雄介です。
 
ボツワナは1966年独立時、世界最貧国の一つでしたが、その後、目覚ましい経済発展を遂げ、一人当たり国民総所得(GNI)が7000ドルを超え、世界銀行の所得分類では高中所得国となっています。
 
国内政治も安定し、民主主義が定着しており、これまでクーデターや内戦等もありません。昨年10月の国民議会選挙後に政権が交代した際、それが混乱もなく、とても平和裏に実現したことはボツワナの民主主義の成熟度を示したと思います。
このようにボツワナはアフリカの「優等生」です。
 
日本との関係では、ボツワナはアフリカで初めて地上デジタル放送日本方式の採用を決定した国です。2022年に海外協力隊(JOCV)派遣30周年記念式典が首都ハボローネで開催されましたが、多くの協力隊員の御尽力のおかげで、良好な二国間関係が強化されております。
 
ボツワナには独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の地質リモートセンシングセンターがあり、衛星画像解析技術の技術移転・人材育成や地質調査事業が実施されています。こうした事業を通じ、ボツワナだけではなく、南部アフリカの国々と日本との関係が深まっています。
 
本年8月には、横浜で第9回アフリカ開発会議(TICAD9)が開催されます。日本とアフリカの関係強化にとり重要な節目となります。TICAD9を通じて、ボツワナとの関係強化、そしてアフリカの開発、繁栄に向け取り組んで参りたいと思います。
 
ボツワナはとても魅力的で、また限りない潜在性がある国と思います。この国と日本との友好関係発展に向け、最大限努力してまいります。皆様の御支援、御協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
 
 
駐ボツワナ共和国 特命全権大使
進藤 雄介