経済・企業活動支援
令和元年12月23日
企業活動支援
ボツワナには日本企業数社が進出し,現地産業にも貢献しています。大使館は,ジェトロ(日本貿易振興機構)など関係機関とも協力し,二国間の貿易や投資が円滑に行われるよう企業活動を支援しています。
2016年2月には日本経済団体連合会(経団連)の「訪南部アフリカ経済ミッション」がボツワナを訪問しました。また,同年10月には,ジェトロ・ヨハネスブルク事務所やボツワナ投資貿易センター(BITC)と連携し,南アフリカ日本商工会議所の協力も得て,ヨハネスブルクにおいて「ボツワナ投資環境セミナー」を開催しました。更に,2017年には,大使館及びボツワナ投資貿易センター(BITC)の共催による「ボツワナ投資環境視察ミッション」を受け入れ,ボツワナに関心を持つ日本企業への情報提供や支援を行っています。
2019年に横浜で開催されたTICAD7に際しては,ボツワナ政府関係者及び民間企業13社が訪日し,日本の関係機関・企業と意見交換を行うなど,ビジネス分野での対話が徐々に進んでいます。
2016年2月には日本経済団体連合会(経団連)の「訪南部アフリカ経済ミッション」がボツワナを訪問しました。また,同年10月には,ジェトロ・ヨハネスブルク事務所やボツワナ投資貿易センター(BITC)と連携し,南アフリカ日本商工会議所の協力も得て,ヨハネスブルクにおいて「ボツワナ投資環境セミナー」を開催しました。更に,2017年には,大使館及びボツワナ投資貿易センター(BITC)の共催による「ボツワナ投資環境視察ミッション」を受け入れ,ボツワナに関心を持つ日本企業への情報提供や支援を行っています。
2019年に横浜で開催されたTICAD7に際しては,ボツワナ政府関係者及び民間企業13社が訪日し,日本の関係機関・企業と意見交換を行うなど,ビジネス分野での対話が徐々に進んでいます。
ボツワナ経済概況
1. 主要産業
(農業)こうりゃん,メイズ
(畜産)牛,羊
(鉱業)ダイヤモンド,銅,ニッケル,石炭
(工業)繊維製品,食品加工
2. 名目GDP :
186.2 億米ドル(2018年:世銀)3. 一人当たりGNI :
7,750米ドル(2018年:世銀)4. 経済成長率 :
4.5%(2018年:世銀)5. 物価上昇率 :
3.2%(2018年:世銀)6. 失業率 :
17.9%(2018年:世銀)7. 総貿易額
(2018年:UN Comtrade)- (1)輸出:65.73億米ドル
- (2)輸入:61.69億米ドル
8. 主要貿易品目
(2018年:ボツワナ統計局)- (1)輸出(%):ダイヤモンド89.9,機械・電化製品2.9,肉・肉製品1.4
- (2)輸入(%):ダイヤモンド28.4※,燃料13.2,機械・電化製品13.1,飲食料品・タバコ12.3
- ※ハボロネのダイヤモンド取引センターでアグリゲーション(各国で生産されたダイヤを混ぜ合わせ選別する作業)を行うため。
9. 主要貿易相手国
(2016年:ボツワナ統計局)- (1)輸出(%):ベルギー18.5,インド14.8,南アフリカ13.3
- (2)輸入(%):南アフリカ64.7,ナミビア10.6,カナダ5.7
10. 通貨 :
プラ(Pula)11. 為替レート :
1プラ=10.23円(2019年末)鉱業
ボツワナでは生産額ベースで世界第二位を誇るダイヤモンドをはじめ,ニッケル,プラチナ,銅,銀,亜鉛,コバルトなどの鉱物資源の存在が確認されています。
日本との関連では,日本への鉱物資源の輸入のほか,日本企業による鉱山用機械の納入等の実績があります。また,独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が2008年に開設したボツワナ・地質リモートセンシングセンターを拠点として,ボツワナを含むSADC(南部アフリカ開発共同体)諸国を対象とする衛星画像解析技術の技術移転や人材育成が行われています。
日本との関連では,日本への鉱物資源の輸入のほか,日本企業による鉱山用機械の納入等の実績があります。また,独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)が2008年に開設したボツワナ・地質リモートセンシングセンターを拠点として,ボツワナを含むSADC(南部アフリカ開発共同体)諸国を対象とする衛星画像解析技術の技術移転や人材育成が行われています。
貿易・投資
日本のボツワナへの年間輸出額は約25億円で,主に自動車や機械類が輸出されています。ボツワナから日本への輸出は約26億円で,主にダイヤモンドが占めています(いずれも2017年)。
経済成長が著しい南部アフリカの中でも投資環境が良いボツワナには新たな投資先として海外からの関心が高まっています。投資先としての魅力は,政治的に安定していること,国際収支がプラスであること,積極的な外資誘致を行っていること,マラリアや黄熱病などの感染症の危険が低いこと,また南部アフリカへのハブとなっているヨハネスブルグから飛行機で1時間、自動車で約5時間の距離に位置することなどが挙げられます。
その一方で,現状では人口が少ないため,内需の規模や労働力が限定的で,就職に結びつく職業スキルを持った人材が不足しているなどの影響により,積極的な投資先とはなっていません。
なお,世界銀行/国際金融公社のDoing Business 2020報告書(2019年10月)では,ボツワナはビジネスをしやすいランキングにおいて全世界190か国・地域中87位,サブサハラ域内ではモーリシャス,ルワンダ,ケニア,南アフリカ,ザンビアに次ぐ第6位に位置づけられています。
経済成長が著しい南部アフリカの中でも投資環境が良いボツワナには新たな投資先として海外からの関心が高まっています。投資先としての魅力は,政治的に安定していること,国際収支がプラスであること,積極的な外資誘致を行っていること,マラリアや黄熱病などの感染症の危険が低いこと,また南部アフリカへのハブとなっているヨハネスブルグから飛行機で1時間、自動車で約5時間の距離に位置することなどが挙げられます。
その一方で,現状では人口が少ないため,内需の規模や労働力が限定的で,就職に結びつく職業スキルを持った人材が不足しているなどの影響により,積極的な投資先とはなっていません。
なお,世界銀行/国際金融公社のDoing Business 2020報告書(2019年10月)では,ボツワナはビジネスをしやすいランキングにおいて全世界190か国・地域中87位,サブサハラ域内ではモーリシャス,ルワンダ,ケニア,南アフリカ,ザンビアに次ぐ第6位に位置づけられています。
相談窓口
経済や日本企業の活動に関連したお問い合わせは当大使館をはじめ各地にある日本の在外公館にてお受けしています。