一般生活事情(交通)

概況

公共の交通機関としては「コンビ」と呼ばれる小型バスが市民の足として多く利用されていますが,交通事故や車内での強盗事件等さまざまな危険があり,注意が必要です。ハボロネ市内でタクシーを利用することはできますが,運転手が市内の住所を把握していなかったり,途中で別の客と乗り合いになったりする場合もあり,ホテルなどで信頼のできるタクシーを呼んでもらうことをお勧めします。タクシー料金の相場は市内で30プラ~40プラ,ハボロネ市内・空港間が90プラ~100プラ程度で,現金払いが一般的です。

自動車の入手

自動車は新車,中古車とも当地での購入が可能で,日本車,欧州車など車種は豊富です。また,本邦から自動車を輸送することも可能です。本邦で海外向けに中古車販売・運送を取り扱う業者に依頼すれば,本邦からダーバン港(南ア)まで運送手配が可能で,交渉次第ではダーバン・ボツワナ間の運送手配も請け負ってくれる場合もあります。所要期間はダーバンまで1-2か月,ダーバンから当地まで1-2週間,その後の通関処理や車両登録等に最低2週間程度を見込む必要があります。ただし,注文した車が途中で転売され届かないなどのトラブルや,輸送中に車のバッテリーや工具類の盗難被害に遭うケースなどもあり,注意が必要です。
自動車を購入する際は,車両登録とナンバープレートの作成が必要となります。車両の検査が終了すると交通局からナンバーの入った車両登録証が発行され,登録証を基にナンバープレートを作成します。新車の場合は通常ディーラーが手続きを代行します。中古車(特に輸送したもの)の場合も,通常はディーラーや輸送を請け負った業者が代行しますが,代行してくれない場合は,別途依頼する必要があります。
対人保険は,在留外国人も含め,法律に基づいて設立された政府系基金が運営するMotor Vehicle Accident Fund (MVA Fund)がカバーすることになっており,個人で加入する保険ではカバーされません。ただし,MVA Fundの上限を超える金額については海外旅行傷害保険にてカバーされる場合があります。また,車両保険は当地保険会社又は査定会社による車両の査定を受け加入することができます。国内のみならずSADC(南部アフリカ開発共同体)内でカバーされる保険に加入することも可能です。

運転免許証等

ボツワナでは,入国後90日以内であれば,日本の運転免許証に大使館が発行する翻訳証明(有料)を付して運転することが可能です。また,ボツワナは日本と同様ジュネーブ交通条約にも加盟しており,日本で発行される国外運転免許証も有効です。90日以上滞在し運転する場合には,ボツワナの運転免許証を取得する必要があります。ボツワナの運転免許証は,交通局にて申請書,日本の運転免許証と大使館発行の翻訳証明,滞在許可その他の必要書類を提出し,書類審査の後,視力検査証を受けて発行されます(手数料が必要)。この運転免許証はSADC(南部アフリカ開発共同体)内の国で有効です。申請手続きの詳細は交通局に確認してください。運転免許証発行のための機械が故障しているなどの理由によりかなりの期間待たされる場合もあるようです。

交通規則・運転の際の留意事項

自動車を運転する際は,有効な運転免許証(上記参照),車両登録証(事故の際の保険手続きに必要。オリジナルは盗難の危険もあるので,コピーを車内に保管しておくことをお勧めします。)を常時携行してください。また,車両登録証の一部として発行されるステッカーをフロントガラス内側の外から見える位置に掲示する必要があります。なお,車両登録証の有効期間は通常1年で,失効する前に交通局にて更新する必要があります。
都市部の幹線道路は概ね良好に整備されていますが,地面の欠損が多い場所もあり,運転マナーも決してよくないので注意が必要です。夜間は動物が路上に居たり道路を横切ったりすることがあり,飲酒運転者も多いので,特に注意が必要です。夜間の信号待ちの停車や人気のないところでの駐車も,犯罪に巻き込まれるおそれがあり,注意が必要です。
交通規則は,日本と同じ左側通行で,標識もほぼ同様です。住宅街等では随所に道路を盛土したスピード・ブレーカーがあり,また,樹木により視界が遮られ,標識の視認が困難な場合があるので,注意が必要です。四方向に「STOP」と書かれた一時停止サインのある交差点や,赤点滅または信号機の壊れた交差点(停電時を含む)では,必ず一旦停止し,各方面から1台ずつ順番に交差点に進入することになっています。随所にある環状交差路(Roundabout)の手前では,徐行し,既に環状交差路内を走っている(右方向から来る)車両を優先させます。