新型コロナウィルス対策 - ボツワナでは非常事態が宣言され各種措置を実施中です

令和2年5月21日
新型コロナウイルス感染症対策として,ボツワナにおいては2020年3月20日以降,公衆衛生上の緊急事態が宣言され,各種の措置がとられています。また,4月3日以降は非常事態が宣言されています。現在,ボツワナの出入国は大幅に制限されています。ボツワナ滞在中の方は,最新の情報入手に努めてください。
日本国内及び世界各地域の情勢に応じ,日本においても入国拒否対象地域の指定・見直し(法務省),検疫の強化(厚生労働省),航空機の到着空港の限定等(国土交通省),査証の制限等(外務省)が実施されています。
また,日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限等,各国においても類似の措置がとられています。
各航空会社によると,3月29日以降,ボツワナを出発する国際線商用機の運航は当分の間休止されています。陸路で南アフリカに越境することもできません。主要な国際線航路,空港等において,運航中止や乗り継ぎ(トランジット)滞在の制限などが行われています。今後の航空機の運航予定等については,航空会社から最新の情報を入手してください。

ボツワナの状況

ボツワナ政府は,2020年3月16日以降,日本を含む感染国からの渡航者の入国を禁止しました。
また,3月20日には公衆衛生上の緊急事態を宣言し,公的集会の制限や個人間の1-2メートル以上の距離の確保,不要不急の国内旅行の延期,葬儀等における保健衛生措置,一般的な感染予防措置及びすべての市民に対する感染国への渡航延期などが指示・勧告されました。
3月24日以降は,ボツワナ国籍者・在住者以外の入国を禁止し,国外から到着するボツワナ国籍者・在住者すべてに,政府が指定する施設における14日間の隔離が義務づけられています
マシシ大統領は,4月3日から非常事態を宣言し,「厳格な社会的距離の確保」措置(事実上の国内封鎖(ロックダウン))が実施されました。非常事態の期間は,4月9日の特別国会で,6か月に延長されました。
5月1日以降のロックダウンの段階的緩和を経て,5月21日以降は「厳格な社会的距離の確保」措置は終了しました。しかし,「非常事態」は継続しており,引き続き各種制限措置が実施されてるほか,感染状況が悪化した場合には,より厳格な制限措置が再度導入される可能性があります。ボツワナ滞在中の方は,政府機関公式フェイスブック,報道等から最新の情報の入手に努め,健康に留意し,当局の指示がある場合はそれに従い行動してください。

「厳格な社会的距離の確保」(ロックダウン)終了後の措置(2020年5月21日~)

5月20日のボツワナ政府発表による同21日以降の各種制限措置の概要は以下のとおりです。政府発表等は,下記のボツワナ政府公式フェイスブックページで閲覧可能ですので,よく原文を確認してください。
(1)5月21日以降,同じCovid-19ゾーン(Covid-19対策のため政府が設けたゾーン,詳細は政府公式フェイスブックページ等を確認してください)内での移動には許可証を必要としない。
(2)異なるCovid-19ゾーン間の移動のためには引き続き許可証が必要。
(3)フォーマル及びインフォーマルセクターの両方において,以下の措置を継続的に実施しなければならない。
  • 検温
  • マスクの着用の徹底
  • 共用スペースの一日2~3回の消毒・清掃
  • 手指消毒液の用意
  • 全ての被雇用者,訪問者,顧客の登録
  • 従わない人物の入店(入館)・サービスの拒否
  • 社会的距離の確保の徹底

各国・地域の状況

渡航を計画する場合は,渡航先政府の最新情報を事前にご確認ください。
また,訪問先に応じ,たびレジの登録をお願いします。