TICAD7に向けて - 市民社会の役割

令和元年8月16日
  • TICAD7市民社会ステークホルダー会議

    TICAD7市民社会ステークホルダー会議参加者 (写真: UNDP)



2019年8月13日,世界銀行ボツワナ事務所にて開催されたTICAD7に関する会合において,竹田浩三大使は,TICADプロセスは経済成長を達成するだけではなく,アフリカ社会に広範な利益をもたらすバランスのとれた成長を目指していることを強調しました。市民社会団体は人々の本当のニーズを知っているので,TICADにとっても必要で欠くことのできない存在です。

TICAD(Tokyo International Conference on African Development(アフリカ開発会議))は,アフリカの開発をテーマとする国際会議です。1993年以降,日本政府が主導し,国連,国連開発計画(UNDP),世界銀行及びアフリカ連合委員会(AUC)と共同で開催しています。次回TICAD7は,2019年8月28日~30日に横浜市で開催されます。

竹田大使は,TICADは開かれたフォーラムで,さまざまな分野から関心と注目を集めており,革新的な議論を通じてグローバルな専門性と国際社会の努力を結集できる場であり,TICADがアフリカ開発成功のために相互に利益をもたらす協力を進める上で,市民社会にも重要な役割があると述べました。時代とともにTICADの重点は変化してきており,アフリカの大きな潜在性とダイナミズムを前に,官民パートナーシップをいかに強化し経済成長を達成するかが今日のTICADの焦点となっています。竹田大使は,アフリカ市民協議会(Civic Commission for Africa: C-CfA)代表者がアフリカの市民社会を代表してTICAD7に参加する予定であることを歓迎しました。