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ボツワナ便り


② ボツワナ教育テレビの新規開局(2009年4月)



 去る4月15日、ボツワナ政府とNHKとの間で覚書が調印され、NHKの協力を得て、

ボツワナでの教育テレビが、来年10月本格放送開始を目指し、新規に開局することになりました。



調印式には、ンカテ教育大臣、NHKエデュケーショナル軍司社長始め多数参加し、その模様は現地のテレビ、新聞で大々的に報道され、ボツワナ側の高い期待が伺われました。

  

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                  (調印式にて。左から軍司社長、大使、ンカテ教育大臣)



 ボツワナは英国から1966年独立しましたが、当時は、生業とする産業は牛肉のみで、最貧国でした。翌年幸運にもダイヤモンドが発見されましたが、この収益を為政者が着服するのではなく、道路等の社会インフラ整備と教育に先行投資しました。この結果、今では中進国の仲間入りを果たし、民主主義を守り汚職が少なく、アフリカでのGood Governanceの模範生となっています。今でも国家予算の3割は教育分野に投資しており、国の奨学金で多数の学生を海外に留学させています。また、私も過日小学校を訪問したことがありますが、そこでの生徒の活発さと生き生きとした目の輝きには、感銘をうけました。



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                        (スピーチ中の大使)



 一方、人口180万人と小さな国ですので、有料の多チャンネル衛星テレビはありますが、無料のテレビは国営のBTV一局だけです。国土は日本の1.5倍と大きな国なので、ボツワナ独自で放送用衛星を保有し、テレビ、電話はこの衛星を通じて中継しています。ボツワナ政府としては、教育の充実、衛星の有効活用の観点から、新しく教育テレビを立ち上げる話しに両手を挙げて賛同を示しています。 今後、日本の円借款を活用し、放送設備機器の調達、NHKの保有する豊富な教育関係のコンテンツの提供を通して、早期開局を応援したいと思っています。



これによりボツワナの教育に貢献するのみならず、日本の文化、風習、価値観等の紹介に役立てればと願っております。 この教育テレビは当面ボツワナが対象ですが、将来的には周辺のSADC諸国にも広がれば、南部アフリカ全体に貢献できるのではと大きな夢を描いています。

                                                                                  以上

 

注:SADC(南部アフリカ開発共同体)とは、ボツワナ、南アフリカ、レソト、スワジランド、モザンビーク、ザンビア、ジンバブエ、

 

マラウィ、ナミビア、アンゴラ、コンゴ民、タンザニア、モーリシャス、セーシェル、マダガスカルの15カ国が加盟する地域共同体。

 

・ボツワナの首都ハボロネに本部がある。

・2010年関税同盟、2015年共同市場導入を予定している。

・人口2億5000万人を抱え、石油、石炭の他、レアメタル、ウラン等の豊富な地下資源に恵まれている。